とある方から、猪肉をいただいた。その方のfacebookの料理の投稿がとても、普通ではなくなんというか趣味の深さにすごみがあるように感じ、いつも面白く拝見していたのだった。
送ってくださるというので、それをもっと味わうために、どのようにして猪肉を入手されたのかおききすると、ご親戚が猟をされてそれを分けてもらったとのこと。また、ご自身の父親も猟をされるとのこと。なるほど、そのような経緯の末に、私のところに来たお肉なんだな。
一人で食べるのはもったいなく思い、彦坂先生にお話ししたら、食に対しても好奇心のある方のため当然興味をしめされ、糸崎さんもご一緒にいただくことになった。
くださった方が、血抜きが必要と言われたため、ネットでも調べて、塩水と真水に漬けて血抜きをした。それで、焼肉と、しし汁にしてみた。
臭みなどはまったくなく、とてもおいしいお肉だった。皮付きで、皮の部分はゼラチン質でおいしいし、脂身が多いがしつこくなくおいしい。赤みも、柔らかく、味わい深い。野生の肉はクセがあるのかと思っていたが、そんなことはなくむしろとてもおいしく、驚いた。その方は、自家製のかんずりも送ってくださったのだが、それもまた唐辛子の香りが高くおいしかった。三人で、おいしいね、とびっくりしていただきました。
