美術の勉強 読書

『ヨハネス・イッテン 色彩論』/対比その2 明暗対比

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7つの対比のうちの2つ目、明暗対比の勉強である。

有彩色はそれぞれ異なる明度を持っている。

イエローは明るく、レッドは暗い。言われてみればそうなんだけど、、、それをあらためて知識として得ると、とても面白く感じる。

ブルーをイエローの純色と同じ明度にするには、ブルーに白をまぜて明度を上げるということなのですね。

そういう知識をしらずに、同じような明るさの別の色を組み合わせると、ぼやけたような、境界がなくなるような感じがあって面白いなと思っていたけど、

別の色同士で明度を合わせる、とか、同明度の色を使うとまとまりが生じる、というような知識を得たうえで色を使うとまた表現が広がりそうに思う。

そしてまた、有彩色と無彩色の明度も面白い。

グレイのとなりに同じ明度の有彩色を置くと、グレイは単独のグレイとは違うように感じる。白、黒でも同様とのこと。

視覚の錯覚によって、無彩色が無彩色でなくなるというのは面白いな。逆にそれを知っていないと、思ったような効果は得られないのですね。

 

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