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子宮の中のエイリアン/エレイン・モーガン

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子宮の中のエイリアン/エレイン・モーガン/どうぶつ社/1998年

を読みました。

卵生は、例えばペンギンは還るまでずっとそれを温めなければならずに、効率が悪い。そこから、有袋類は、ポケットの中に子供を入れるようになる。母親は子宮口から袋までを舐めて道をつくり、子供は、まず母親の子宮から出て、袋まで辿り着く。それはとても大変な道のりなのだそうだ。
そして、子宮の中である程度育つようになると、子宮の中は胎児にとって心地よい場所との事で、一方の母親はの負担はとても大きくなった。胎児はずっと子宮から出たくないのだが、母体は毒のような物質を出して、胎児を外に出そうとする。
そのような戦いがあるのだそうだ。

母は子宮の中の子を大切に慈しむ、のようなこととは、真逆の事が子宮の中では起こっているのだとすると、面白いが、「現実」って怖いものだなと思う。

子宮の中は、生の世界なのかそうではないのか、と考える。

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