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『吉野裕子全集 第一巻』
古代日本の信仰は太陽の東西の軸であり、そこへ中国から十二支十干陰陽五行思想が入り、奈良朝で古代呪術が確立された。それは、朝廷の儀式や民衆の風習にのこり、現在にいたるまで、日本を根底から支 ...
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神とは
神ってなにかって、興味ある事項のひとつである。何かの力なしに自分が生まれてきて存在し生きている、とは思えない。だから、どの神とは特定できないが、何かに対する信仰心のようなものは、持っているのだと思う( ...
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「日本の祭りを読み解く」真野俊和/吉川弘文館 その②
和泉国日根野(現在の泉佐野市)を例にとり、中世に出来た宮座という組織について語られる。宮座は、今も存在し、地域に根付いた組織になっているようだ。 ※写真は蟻通神社のウェブサイトのキャプチャです。 15 ...
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「日本の祭りを読み解く」真野俊和/吉川弘文館 その①
祭りは好きだが、屋台のたこ焼きを食べたり、出し物をみたりと、晴れの雰囲気の中でただ楽しく過ごすだけでは、単なる気晴らしなのであって、物足りなく感じていた。 この本を読んで、それは祭りの一部に過ぎないこ ...
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子宮の中のエイリアン/エレイン・モーガン
子宮の中のエイリアン/エレイン・モーガン/どうぶつ社/1998年 を読みました。 卵生は、例えばペンギンは還るまでずっとそれを温めなければならずに、効率が悪い。そこから、有袋類は、ポケットの中に子供を ...
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胞衣 2
聖徳太子の従者、秦河勝が建てたと言われる秦楽寺を見に行った。秦河勝は猿楽の始祖と言われている。猿楽の芸能者、金春禅竹は泰楽寺の門前の金春屋敷に住んでいたと言われ、秦河勝を祖先とし、秦氏を名乗っていた。 ...